2020年10月24・25日
報恩講は浄土真宗の寺院で一年で一番大切な行事です。親鸞聖人のご命日が11月28日であることにより、本山東本願寺では、毎年11月28日までの一週間、また全国各地の真宗寺院ではその前後に必ず勤まります。
お寺の諸行事も開催が難しい状況下にありますが、仏法聴聞の場を求められるご門徒の声をいただいており、諸々の対策を実施した上で、10月24・25日に稱名寺報恩講は今年も一昼夜厳修されました。座席数を減らしている関係で、ご門徒にはどちらかの日を選んでのご参詣をお願いしました。このような状況ですが、一座20名ほどのご門徒に、参詣いただきました。
本年は、感染症対策のため、時間を短縮し、お斎(食事)はなし。勤行は正信偈同朋奉讃式(和讃は報恩講和讃)で勤めました。換気のため寒さを心配しましたが、好天で比較的暖かい日となりました。
両日とも、午後2時開会で4時前までの日程です。24日は逮夜法要(勤行・ご法話)、25日は日中法要(勤行・ご法話)。25日は晨朝法要・お内仏勤行も勤めました。
ご法話は、清谷真澄氏(岩手県北上市 通來寺住職)、講題 は「世間は虚仮にして、唯、仏のみこれ真なり」でした。お話は次号の稱名寺通信でご紹介致します。
ご参詣下さった方々、おみがき奉仕、受付など、お手伝い下さったご門徒の皆様には厚く御礼申し上げます。