「除夜の鐘・修正会(しゅしょうえ)」 について
毎年12月31日(大晦日)に厳修していた、「除夜の鐘・修正会」ですが、今年のご案内は稱名寺門徒・信徒、及び関係者のみとし、打鐘は午後3時半から本堂で勤まる「修正会」(申込不要)に参詣いただいた方に限ります。なお、ご門徒でお子さんやお孫さんなどとご家族で打鐘を希望される場合は、ご一緒に「修正会」よりご参加下さい。大変申し訳ありませんが、ご近所の皆様方の受け入れはございませんので、ご了承願います。
稱名寺の「除夜の鐘」の歴史を振り返りますと、1942年(昭和17)、旧梵鐘が戦争のため供出された後、1945年(昭和20)4月の川崎大空襲により、本堂、山門、庫裡の全てが焼失し、焼野原に鐘のない鐘楼堂だけが残りました。終戦後ご門徒のご尽力により本堂庫裡の再建が進み、1976年(昭和51)、ようやく今の梵鐘が設置されたことを機に、現在の形での「除夜の鐘」が始まることになりました。
以後40年以上にわたり親しまれてきた行事ですが、昨年は内勤め、本年についても、未だ多くの方々を迎え感染症対策を充分に実施することは難しいと判断させていただきました。毎年楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、何卒ご了承下さい。
なお、本年の鐘つき開始は「修正会」終了後、午後4時頃からと致します。鐘つき終了時まで境内は開放しております。ご自由にお参り下さい。
2021年12月15日
稱名寺住職 本多 和
稱名寺護持運営委員会委員長 添田有道