帰敬式(ききょうしき)

2018年10月27日(土)

稱名寺で帰敬式を執行致しました。今回は12名のご門徒が受式し、法名をいただきました。

以下帰敬式ご案内より抜粋。

「帰敬式(ききょうしき)」は、古来「おかみそり」の名前で親しまれている法要儀式です。「帰敬式」とは、阿弥陀様の尊前で、三宝(仏・法・僧)に帰依し、仏弟子(真宗門徒)として生きることを誓う大切な儀式であり、受式されると法名(他宗では戒名)が与えられます。浄土真宗では、宗祖親鸞聖人が自身を「釋親鸞」と名告られたことから、男性は釋○○・女性は釋尼○○と釋の一字がついた法名をいただきます。そこには世間の名前や暮らしの様々な違いを越えて、平等な関係がひらかれていることをあらわしています。法名は亡くなった時(死後)に付けられるもの、というのが今日の一般的理解のようですが、本来は「帰敬式」を受式し生前に授かるのが「法名」の大切な意味です。法名をいただき、南無阿弥陀仏の「法」を明らかにされた釈尊の教えに、人間としての生き方、あり方を問い、学んでいこうという出発の式が「帰敬式」であります。それは人間としての第二の誕生とも言われております。