7月のお盆

13日からは7月のお盆です(13~16日)。 本堂を荘厳し、切子灯籠(きりこどうろう)もおかけました。境内の蓮が咲いております。お参りの際にご覧ください。

10日から16日は、墓参用にいつものお線香に加え、お花の用意もあります。また、11日と13日から15日まで護持会の委員さんが護持会費の受付当番に出ていただいています。

暑い日のお参りは、熱中症に充分にお気を付け下さい。また、 時間帯によって駐車場は混雑致します。公共交通機関の利用をお勧め致します。

昨年に引き続き、マスク着用などの感染症予防対策の上、以下ご協力をお願い申し上げます。

 

お盆・お彼岸など混雑時のお墓参り・護持会年会費について

○護持会費(年会費)は、7月盆に限らず年間を通して受け付けております。後日ご来寺の際に納入いただいても構いません。

○ご法事の日時などの相談は、別の日にお越し頂くか、お電話でお願い致します。

○玄関やテントでの、会費納入、お花・お線香の購入などは、ご家族でお一人、代表の方での対応をお願い致します。

○お盆(7月のみ)やお彼岸(9月・3月)期間中にはお花をご用意してあります。(お花1把650円・お線香1把100円) なるべくお釣りの出ないようにご用意下さい。  ※2021年7月盆より、お花は1把650円となります。

稱名寺護持運営委員会 総会

稱名寺護持運営委員会は、稱名寺に墓地がある方を中心に毎年納めていただいている護持会費で運営致しております。

毎年一回の総会ですが、今年も感染症予防の観点から、書面総会となりました。総会資料を委員の皆様にお送りし、事業報告・決算報告・会計監査報告、役員改選、事業計画案・予算案について各自ご審議いただきました。締切日とした7月1日、承認の返信葉書を集計した結果、議案は全て成立しました。

7月のお盆に、委員の方がお寺の玄関で護持会費の受付し、予決算書をお渡し致します。

6月の同朋の会

2021年6月28日(火)

6月の同朋の会を開きました。今回も午後2時から、時間を短縮し3時半までとしました。諸々感染症予防対策を行い、参加される方にもマスク着用をお願いしております。

次回は7月28日(水)午後2時よりを予定しています。現在同朋の会は、人数把握のため、いつもお越しの方にのみのご案内とさせていただいております。参加をご希望の方は事前にお問合せ下さい。

 

稱名寺とその周辺の植物(12)

稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。
今回の記事は、稱名寺通信第17号(2020年10月発行)からの転載です。

稱名寺とその周辺の植物(12)

今回は、新潟の県の木であるユキツバキと合わせて稱名寺にも植栽されているツバキについて解説したいと思います。

日本に生育する椿はヤブツバキという種類で幹はほぼ直立し四~五メートルの中高木ですが、南方では十五メイトルの喬木に達するものもあります。ヤブツバキにはユキツバキとリンゴツバキの二変種がありますが、栽培品種としては明治初期までに千三百品種程を数え、欧米でも改良されて一万品種はあるとされています。

椿の語源では七説ほどありますが、中村(1998)は主なもの三説を紹介しています。ひとつは「艶葉木」の葉がつやつやした木から転訛したとする説と、葉が厚いことで「厚葉木」から転訛したという説、さらに持論として、落ちた花の中が空洞となった姿が刀の鍔(つば)に似ており、椿を模した鍔を平安時代の古刀によく見かけることから、これが語源ではないかとの推論をたてています。ところが、日本国語大辞典によれば古語の「ツバ」が光沢のある様を表すとしており、植物の茅(チガヤ)をさす地方もあり、その花穂の銀色に輝くさまを表したものと推測できます。また、ツワブキのツワも同じであるとのことで葉の光る蕗(ふき)の意味です。さらに、ツワモノ(強者)のツワは武具のことで、光り輝く武具を着たものであったのではと考えることもできます。これらのことから、椿の語源はツバ木で光沢(ツヤ)のある木とする説が最もわかりやすいと私は考えています。

椿の実からとる油は、食用油、髪を光らせる整髪料などに利用され、木は硬くて木地として器に使用したほか、これらの有用性から椿自体が神聖な木として、榊や呪術に使う槌に使用されたことが知られております。面白いことに日本放送協会が作製したドキュメンタリーで紹介されていたのですが、麹菌を育てるには、椿の木の灰が一番良いとされ、種麹を作るときには、必要不可欠なものであったとすることでした。味噌、醤油、お酒の醸造にも係わっており、古代人の食生活にも重要な役割を果たしてきたと推測されます。さらに、その灰を土にまくと虫よけになるとか、布に当時としては貴重な紫を染めるときの補助剤として入れるなど興味深い記述を見ることもできます。(上原敬二、1969) このように有用な椿が神聖な木とされる理由も納得の行くことです。

ヤブツバキは人間生活と係わりの深い植物ですから、人為的に分布を広められてきた植物でもあります。現在の分布の北限は青森県の夏泊半島の北端にある椿山(天然記念物)で、伊豆の韮山から種を持ち帰り植えたという伝説さえあり、本来の自然分布はかなり南の地方だったと考えられます。椿を挿し木や実生から育てて海岸沿いを北上したという故事はいたるところで伝承や古文書などで伝えられているようです。

次に、京都(北部)、北陸三県から新潟県さらに秋田県までの多雪地を中心に分布する日本海要素の植物の一つで、日本固有変種(固有種とする説もある)のユキツバキについて触れたいと思います。

日本海要素の植物は厳密にいうと、氷河期の遺存種の北方系由来の植物と暖温帯から多雪地に進出した南方系由来の植物で構成されます。ユキツバキは常緑低木匍匐型の植物で、南方系由来の植物に含まれます。これらの種分化の元となった常緑樹は多雪地の環境に適応して分布を広げた植物群で、雪圧への耐性のために稔性を持って根曲がりするものや、雪に覆われるために暖地から進出してきたもの、さらに土壌の水分も豊かであることなどの条件も相まって葉が大きく変化したものなどが、この地域の植物相を形作ってきました。

したがって、南方系由来の日本海要素の植物には種分化のもととなった暖地性の植物があります。ユキツバキとヤブツバキのほかにも、ヒメアオキとアオキ、ヒメモチとモチノキ、ハイイヌツゲとイヌツゲ、ソガイコマユミとコマユミ、チャボガヤとカヤ、ハイイヌガヤとイヌガヤ、ツルシキミとミヤマシキミなど枚挙にいとまがありません。

南方由来の日本海要素の植物を代表するユキツバキはせいぜい高さ二メートル程度の低木ですが、幹は根曲がり状態で、長さでいえば四、五メートルに及ぶものもあるかもしれません。これらの根曲がりの木々は雪解けとともに、残雪をも跳ねのけて春に向かって生長を開始します。時としてこの姿が雪国に生活する人々の忍耐力や粘り強さに喩えられる所以です。

また、ヤブツバキとユキツバキには花の形態においても明らかな違いがみられます。写真一のヤブツバキの花糸(葯のつく柄の部分)は白色あるいは赤白色で、その下部の相当部分が合着していますが、写真二のユキツバキは黄色で合着部分は短いことが特徴です。このほかにユキツバキの葉の光沢が強い点や若枝や葉柄に微毛があることなどが区別点です。

ただ、この二変種の間には写真三にみられるような中間的な個体も多く、ユキバタツバキと名付けられています。花糸が黄色で中間まで合着している個体群です。

石沢(1998)は新津丘陵の椿はこの中間的な性質をもつものが多いことを指摘しています。

現在も降雪量の多さによって進む種分化を示すツバキの仲間ですが、地球全体ですすむ温暖化による影響が心配されます。

冬の積雪量の低下が常態化すれば、多雪地に適応して種分化を進めてきた日本海要素の植物群の分布にも影響を及ぼすことが懸念されます。このことは、日本における生物多様性が失われることを意味し、延いては世界全体の生物多様性を失わせることとなりかねません。近年に多発する気象災害もしかり、すでに抜本的な対策を人類全体で進めていかなければならない時代になったと考えられます。

 

※引用・参考文献
日本国語大辞典(昭和55年1980縮刷版)
新訂牧野新日本植物圖鑑、牧野富太郎、2000、北隆館
語源辞典植物編、吉田金彦、2001、東京堂出版
植物名の由来、中村浩、1998、東京書籍(株)
樹木大図説、上原敬二、1969、有明書房
越後=新津丘陵に生きる里山の植物、1998、石沢進監修、㈱考古堂書店

稱名寺とその周辺の植物(11)

稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。
今回の記事は、稱名寺通信第16号(2020年4月発行)からの転載です。

 

稱名寺とその周辺の植物(11)

今回は日本放送協会の時代劇のタイトルで見かけた蛍草(ほたるぐさ)について解説してみたいと思います。この番組ではツユクサの別名ということで紹介されていますが、国語辞典などで調べてみると、蛍草(ほたるぐさ・ほたるそう)として知られる植物は以下の十二種類がありました。

(ほたるぐさ)
ツユクサ
タチテンモンドウ
スギナ
ツメクサ
ホタルブクロ
ウツボグサ
ヒメコバンソウ
オオケタデ

(ほたるそう)
ホタルサイコ
ヒトリシズカ
ホタルカズラ
アケボノソウ

私見ですが、これらの植物の共通点をみると一つ目はツユクサ、ホタルブクロ、ツボグサ、ホタルカズラなどの花の色が青いもので蛍の青白い光にたとえたものからか名付けられたと考えられるものです。二つ目はスギナ(土筆の栄養葉)、タチテンモンドウ(アスパラガスと同じ属)、ツメクサなどの針状の葉をもつものを総じて蛍草と充てている点です。これらについては、蛍狩りの時に蛍籠に入れる草を蛍草と呼ぶことから、葉が細く密生し、露持ちが良いことから用いられたものと考えられます。あるいは、蛍が見つかりやすい場所に生える草とも考えられ、蛍の捕獲したところで飼育用の草を手に入れることが出来るという便利な植物であったかも知れません。

三つ目は蛍とは直接関係のない穂垂草の意味で「ほたる」蛍の字を後であてたものと考えられるもので、オオケタデ、コバンソウなどは花の穂が垂れているのでこの名前が与えられたと考えられます。ちなみに、昆虫の蛍は火(ほ)垂(た)れるが語源です。

このほかのホタルサイコ、ヒトリシズカ、アケボノソウの三種については何故この名を充てたのかは全く考えが及びませんでした。

先述のとおり、物語で取り上げられている蛍草はツユクサを示しておりますが、その語源は露草で、良く露を帯びた草の意味です。その点では、蛍籠に入れた草に含まれるかもしれません。また、ツユクサはつき草ともいい、青い色素で布に摺り染めしたことに由来するとされます。

ツユクサの色素は初期の浮世絵版画で利用されていたと聞きますが、直射日光に晒されると変色し易いので、浮世絵の収集家は日当たりを避けた場所に取り出して鑑賞するらしいです。その後、プルシャンブルー(ベロ藍)がオランダとの交易でもたらされてからは利用されなくなりました。

蛍草を充てた十二種類の中で、稱名寺の境内で生育しているものはツユクサとスギナ、ツメクサの三種類ですが、茶花で重宝されるホタルブクロについても触れてみたいと思います。

ホタルブクロという名前は、蛍狩りのときにこの花筒の中に蛍を入れたことから名付けられたという話がありますが、一説に提灯(ちょうちん)をホタルブクロという地方があり、その形がこの花に似ていることに由来するという人もいます。この説を採用するとしても、提灯という言葉が中国から入る以前に蛍袋があったと考えると、本当の蛍を袋に入れて照明にしていた時代があったかも知れません。いずれにしても、五センチほどの花筒の中に蛍が光る姿を想像するだけでも趣があります。

このように、蛍の名前の付く植物の多いことには改めて驚かされますが、他にもイグサ科のホタルイなどを加えると優に二十種を超える数はあります。このことから日本人と蛍の関係は深いものであったことがうかがえますが、都市部では、その生息地はほとんどなくなりつつあります。果たして本物の蛍を見たことのある子供たちが、どのくらいいるのか、訝られることです。

蛍の生息には、清冽な水流、餌となるカワニナ、繁殖の妨げのならない照明のない暗闇などが必要ですが、蛍の生息が可能なビオトープ(生物生息空間)を作りだすことはなかなか難しいと考えられます。このままでは蛍草の意味も忘れ去られていくことが危惧されますが、なんとか多様な生物的な環境を都市の生活環境にも取り込んでいきたいものです。

稱名寺には生育しておりませんが蛍草と呼ばれる種類のうちで花の美しいホタルブクロ(キキョウ科)とホタルカズラ(ムラサキ科)の二種類の写真を参考までに掲載しておきます。

※引用・参考文献
日本国語大辞典(昭和55年1980縮刷版)
新訂牧野新日本植物圖鑑、牧野富太郎、2000、北隆館
語源辞典植物編、吉田金彦、2001、東京堂出版
植物名の由来、中村浩、1998、東京書籍(株)

 

永代経法要 2021

2021年5月9日(日)
永代経法要が厳修されました。少し汗ばむほどの陽気の中、25名ほどの方にお参り頂き、無事春の法要を勤めることができました。

本年は、感染症対策のため、人数を制限させていただき、時間を短縮し、お斎(食事)はなし。勤行は『阿弥陀経』・正信偈同朋奉讃式で勤めました。

ご法話は、ご案内の時点では当山住職の予定でしたが、橋本正博氏(横浜市鶴見区 智廣寺前住職)にお願いし、お話しいただきました。お話は次号の稱名寺通信でご紹介致します。

ご参詣下さった方々、おみがき奉仕、受付など、お手伝い下さったご門徒の皆様には厚く御礼申し上げます。

なお、今年の報恩講は例年より一週早く、10月23・24日(土・日)を予定しています。是非ご参詣いただいきますよう、ご予定下さい。

「春のお磨みがき奉仕」兼「4 月の同朋の会」

2021年4月28日

お磨き奉仕と4月の同朋の会を合わせて、開催しました。

お磨きは今回もマスク着用の上、作業するスペースを2箇所に分け、席の間隔を広げて換気をしながら、午前9時から2時間ほど行いました。一つ一つ丁寧に磨かれた仏具を荘厳し、永代経法要(5月9日)が勤まります。
お磨き終了後休憩を挟み、11時頃から昨年12月以来、久しぶりの同朋の会とし、勤行・法話、お昼に散会とする日程でした。ご参加いただいた方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。

お磨き奉仕は年2回です。次回は10月の報恩講前に行う予定です。

※5 月の「同朋の会」は休会です。6月は28日(金)午後2時よりを予定しています。現在同朋の会は、人数把握のため、いつもお越しの方にのみのご案内とさせていただいております。参加をご希望の方は事前にお問合せ下さい。

稱名寺とその周辺の植物(10)

稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。
今回の記事は、稱名寺通信第15号(2019年10月発行)からの転載です。

 

稱名寺とその周辺の植物(10)

今回は、稱名寺の庭や春風公園に生育するシダ植物について解説します。種としてはイヌワラビについて解説しますが、その前にシダという大きな分類群の名前の由来について触れてみたいと思います。

これまで本紙に紹介した十八種類の植物は花の咲く顕花(けんか)植物でしたが、シダ植物は花の咲かない陰花(いんか)植物で、葉裏の胞子嚢から飛散する胞子から無性生殖によって増殖します。漢字であらわすと羊歯(ヤウシ)と書きますがこれはシダ植物の細かい鋸歯の連続する形状を羊の歯にたとえて表したものです。これは漢語ですから、大和言葉あるいはそれ以前の古語のシダの本来の意味を説明するものではありません。
語源に触れた文献では「シダの和名辞典(中池敏之」に「シダは『葉が垂れる』の意味との説あり。」との記述があります。シダレザクラやシダレヤナギなどの語頭の音を同じくする重要な指摘と考えられます。確かに若い羊歯の葉が展開するときには、葉の先が柔らかいためにしだれる形を示すことは、よく観察できます。
また、「語源辞典植物編(吉田金彦、2001)」では「下に垂れる意のシダル(垂)の語幹から名詞になったと考えてよい。」ほぼ前説と同じ見解となっています。
このような語源説が唱えられるなかで、私なりにシダの語源について考察してみました。私が秋田県の鳥海山麓にて調査をしていた折りに、シダミ沢という地名があり、地元の人に聞くと楢の実のある沢という意味であることを知りました。楢(主にミズナラ)の実は縄文時代には重要な食糧源であったことと、稲作の始まったそれ以降の時代でも凶作の時の飢饉食として重要な役割を担っていたと考えられます。そのシダミと植物のシダの音の一致は偶然なのでしょうか?
楢の木をシダというほかに、クヌギやトチノキもシダ・シダミと呼ばれたという記録があることから、これらの木々からは丸い実が獲れ、食用になるという共通点があります。また、スダジイという実をあく抜きせずに直接食べることのできる常緑樹も「スダ」と呼んだとのことで、音韻変化「シ→ス」があるとすればスダジイもシダジイであって、丸い実の食べられる木の代表であったかもしれません。
では、木でもないシダ植物が何故丸いのかということを考えてみると、多くのシダ植物は春先の芽だしのときは丸い渦巻き形をしている(下はイノデ類の芽だしの写真)のです。縄文人はこの丸い渦巻き形の中に、春に葉を展開する生命力を感じていたのではないでしょうか。その形状を食べられる動植物の分類に使用したのではないかと考えます。

前川文雄の「植物の名前の話」の中に食べられる貝の名前を木の実の識別に当てはめる話が掲載されています。マテバシイ、スダジイ、ツブラジイの三種についてマテガイ、シタダミ(巻貝)、ツブガイ(タニシ)をあてており、スダとシタダミとの関連を示唆しております。
これらのことからシダの音をもつ木の実や貝の形状からは下に垂れる姿は想像できませんので、シダそのものの示す意味は丸い螺旋形の食物を示すものだったという仮説を提唱したいと思います。
残念ながら「しだ」と「渦巻き状に丸い」ということ直接示す言葉を見つけることはできませんが、狩猟生活を続けた日本人の祖先の一つである旧モンゴロイドの人々の言葉からそのヒントを得られるかもしれません。アイヌや琉球人の祖先、あるいは南北アメリカ大陸の先住民族であるインディアンやインドネシアなどの南部モンゴロイドの古い言葉にその痕跡を見つけることができるかもしれません。今後に期待したいと思います。

イヌワラビ(末尾写真)

写真は稱名寺の境内の庭に生えていたものですが、おそらく、春風公園の低木類の密植された植え込みの中にも生育しているものと考えられます。稱名寺と春風公園に見られるシダ植物は少なく、これまでに三種しかみつかっておりませんが、その中で最も普通にみられるものがイヌワラビです。イヌはどこにでも生えている意味の他に、偽物、利用できない、つまり食用にはならないという意味があります。山菜のワラビは藁に火をつけて燃やした跡に多く出ることによる説と若芽が子供の手(童手=わらびて)に似ていることからワラビになったという説などがありますが、このイヌワラビは本当のワラビとは関係の薄い種類です。

※引用・参考文献
日本国語大辞典(昭和55年1980縮刷版)
新訂牧野新日本植物圖鑑、牧野富太郎、2000、北隆館
世界有用植物事典、1989、平凡社
樹木大図説。上原敬二、1969、有明書房
植物の名前の話、前川文雄、1981、八坂書房
語源辞典植物編、吉田金彦、2001、東京堂出版

「春のお磨みがき奉仕」と「4 月の同朋の会」について

今年は、4月の同朋の会と永代経法要の日が近いため、以下のように実施致しますのでご連絡申し上げます。

「お磨みがき奉仕」は「4 月の同朋の会」と兼ねて実施します
―― 4 月 28 日(水)午前9時から昼頃迄 ――
(ご参加可能な時間だけでも結構です。)

■お磨き奉仕
9 時から 11 時頃 仏具磨きのみとします。※作業しやすい服装でお越し下さい。
■4 月の同朋の会
11 時より勤行・法話、正午には終了予定です。※参加費は必要ありません。
※5 月の「同朋の会」は休会です。

永代経法要のご案内2021

 永代経法要のご案内

日時 2021年5月9日(日)

※今年の永代経法要は内容や日程に大幅な変更がありますので、ご注意下さい。
※感染症の状況により、直前で内勤め(参詣なし)に変更する可能性があります。その場合は、ホームページへ掲載の上、申し込みいただいている方へは直接ご連絡致します。

日程・詳細は下の画像をクリックしてPDFをご覧下さい。
お磨き奉仕は4月28日(水)に行います。永代経法要ご案内裏面に詳細があります。

ご門徒には郵送にてご案内しております。どなたでもお参りいただけますが、今回は参詣人数に制限があります。ご希望の方は、お寺までお問い合わせ下さい。

永代経法要のご案内2021