2016年2月28日 2月の同朋の会が開かれました。
今回は、DVD『中村久子さんの世界』に収録されている、三島多聞先生のお話をビデオ鑑賞しました。
正信偈のお勤めのあと、仏法を聞き、語り合うつどいです。毎回内容が異なりますが、お話・輪読(本を読む)・ビデオ鑑賞を通して、お念仏の教えを聞いてまいります。 毎月28日夜7時から9時 10月は休止 12月は18日
次回は3月28日です。午後7時~9時頃 どなたでもご参加できます。お時間にお寺までお越し下さい。
稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。今後はこのブログでも同じ内容の記事を掲載していきますので、是非ご覧下さい。
今回の記事は、稱名寺通信第5号(2014年10月発行)からの転載です。
クスノキ科の常緑広葉樹で、ナンジャモンジャの別名があります。葉は三行脈が目立ち二本の側脈の分岐にダニ袋ができるのが特徴です。主に関東以南の暖地に生育し(史前帰化?)、台湾、中国南部、インドネシアに自生しています。葉を揉むと芳香があるのは、植物体に防虫効果のある樟脳が含まれるためで、建材に利用され、時に仏像や木魚の材料となることから寺院との関わりの深い樹木です。稱名寺の二本は隣接するイチョウとともに川崎市の保存樹木に指定されています。
ミズキ科の落葉広葉樹の中高木です。北海道と沖縄県を除く日本の全土に自生していますが、北大植物園には植栽された本種が大型で綺麗な花を咲かせます。春風公園の芝生広場に単立木が植栽されているほかに、稱名寺にもあります。名前の由来は山法師という漢字表記にみられるように、丸い花の集まりを法師の頭に、白い総苞片を頭巾に見立てたものとする説が有力です。神奈川県では箱根周辺が有名ですが、ほかに雲仙、済州島に多産するそうです。また、富山県高岡市の旧福岡町にもロッジヤマボウシという公共の宿があり、この花の名前を頂く宿は日本全国に存在するようです。ちなみにアメリカヤマボウシはハナミズキの別名で、植物分類上ではきわめて近い種類になりますが、総苞の先が窪んでいることや、開花が葉の展開より早いので、容易に区別することができます。
※ダニ袋とは主脈と側脈の付け根にできる小孔でその中に虫が入り多少膨らむ。
※史前帰化とは歴史のある以前に有用植物として移入された植物。ヒガンバナなどもこれに当たると考えられ、飢饉のときに根を晒して食用にしたと伝えられている。
除夜の鐘報告
(2015年12月31日実施)
過日、大晦日に行いました修正会・除夜の鐘に大勢のご参詣を賜り誠にありがとうございました。今回は茨城県常総市の大水害に対する義捐金をお願いし実施致しました。下記の口座に、義捐金を振り込みましたのでご報告申し上げます。
2016年2月1日 稱名寺住職
受 付 151件
支援金 77,500円(振込手数料を含む)
振込先
NPO法人 災害ボランティアネット
真宗大谷派東京教区茨城一組若手会を母体とし有志協力者によって運営されています
http://www.saigaivolunteer.net/