ここでは、稱名寺の行事報告や、ご案内を随時アップ致しております。


8月の同朋の会 休会

8月の「同朋の会」は休会とさせていただきました。

緊急事態宣言が解除されることが前提ですが、次回は9月28日(火)午後2時よりを予定しています。いつもお越しの方には、日が近づきましたら郵送にて改めてご案内致します。

初めて参加を考えられている方は、事前にお問合せ下さい。

平和の鐘 2021

2021年8月6日、9日、15日

今年は、終戦から76年目でした。広島・長崎の原爆投下時刻、それに加えて、終戦記念日(8月15日 正午)に鐘を撞きました。

「本市では、「原爆の日」を迎えるに当たり、唯一の被爆国民としての体験を風化させることなく、原爆死没者の御冥福と核兵器の廃絶及び世界の恒久平和の実現を祈念するため、市内の各公共機関、事業所、諸団体等に御協力いただき、両日の原爆投下時刻にチャイム、サイレン、鐘等を吹鳴し、1分間の黙祷をささげたいと存じます。」  ※川崎市からの依頼文より

上述の通り、川崎市から、広島と長崎に原爆が投下された時刻に打鐘の依頼を受けています。

稱名寺は「平和の鐘」として、隣接する下平間小学校の6年生を中心に、学校を通しご案内をしていましたが、今年は緊急事態宣言が発出されているため、学校の平和学習としては中止となりました。しかし、自主的にお越しいただいたお子さんもあったため、短い時間ですが住職がお話をし、皆様と鐘を撞きました。

「平和の鐘」は、小学生だけでなく、ご近所の方やご門徒も、参加していただいております。
※川崎市からの依頼は原爆投下時刻の2回のみで、終戦記念日は稱名寺独自のものです。

8月のお盆

13日から16日は8月のお盆です。本堂もお盆の荘厳をしております。

お墓参りの際は、マスク着用など、充分な感染症予防対策にご協力下さい。また、熱中症にもご注意下さい。

8月のお盆はお寺にお花のご用意はありませんので、お持ちください。最寄りの花屋さんは「フローリスト モリ」です。お線香はいつも通りお分けしています。

7月の同朋の会 休会

7月の「同朋の会」は休会とさせていただきました。

次回は8月28日(土)午後2時よりを予定していますが、日が近づきましたら郵送にて改めてご案内致します。

現在同朋の会は、人数把握のため、いつもお越しの方にのみのご案内とさせていただいております。参加をご希望の方は事前にお問合せ下さい。

7月のお盆

13日からは7月のお盆です(13~16日)。 本堂を荘厳し、切子灯籠(きりこどうろう)もおかけました。境内の蓮が咲いております。お参りの際にご覧ください。

10日から16日は、墓参用にいつものお線香に加え、お花の用意もあります。また、11日と13日から15日まで護持会の委員さんが護持会費の受付当番に出ていただいています。

暑い日のお参りは、熱中症に充分にお気を付け下さい。また、 時間帯によって駐車場は混雑致します。公共交通機関の利用をお勧め致します。

昨年に引き続き、マスク着用などの感染症予防対策の上、以下ご協力をお願い申し上げます。

 

お盆・お彼岸など混雑時のお墓参り・護持会年会費について

○護持会費(年会費)は、7月盆に限らず年間を通して受け付けております。後日ご来寺の際に納入いただいても構いません。

○ご法事の日時などの相談は、別の日にお越し頂くか、お電話でお願い致します。

○玄関やテントでの、会費納入、お花・お線香の購入などは、ご家族でお一人、代表の方での対応をお願い致します。

○お盆(7月のみ)やお彼岸(9月・3月)期間中にはお花をご用意してあります。(お花1把650円・お線香1把100円) なるべくお釣りの出ないようにご用意下さい。  ※2021年7月盆より、お花は1把650円となります。

稱名寺護持運営委員会 総会

稱名寺護持運営委員会は、稱名寺に墓地がある方を中心に毎年納めていただいている護持会費で運営致しております。

毎年一回の総会ですが、今年も感染症予防の観点から、書面総会となりました。総会資料を委員の皆様にお送りし、事業報告・決算報告・会計監査報告、役員改選、事業計画案・予算案について各自ご審議いただきました。締切日とした7月1日、承認の返信葉書を集計した結果、議案は全て成立しました。

7月のお盆に、委員の方がお寺の玄関で護持会費の受付し、予決算書をお渡し致します。

6月の同朋の会

2021年6月28日(火)

6月の同朋の会を開きました。今回も午後2時から、時間を短縮し3時半までとしました。諸々感染症予防対策を行い、参加される方にもマスク着用をお願いしております。

次回は7月28日(水)午後2時よりを予定しています。現在同朋の会は、人数把握のため、いつもお越しの方にのみのご案内とさせていただいております。参加をご希望の方は事前にお問合せ下さい。

 

稱名寺とその周辺の植物(12)

稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。
今回の記事は、稱名寺通信第17号(2020年10月発行)からの転載です。

稱名寺とその周辺の植物(12)

今回は、新潟の県の木であるユキツバキと合わせて稱名寺にも植栽されているツバキについて解説したいと思います。

日本に生育する椿はヤブツバキという種類で幹はほぼ直立し四~五メートルの中高木ですが、南方では十五メイトルの喬木に達するものもあります。ヤブツバキにはユキツバキとリンゴツバキの二変種がありますが、栽培品種としては明治初期までに千三百品種程を数え、欧米でも改良されて一万品種はあるとされています。

椿の語源では七説ほどありますが、中村(1998)は主なもの三説を紹介しています。ひとつは「艶葉木」の葉がつやつやした木から転訛したとする説と、葉が厚いことで「厚葉木」から転訛したという説、さらに持論として、落ちた花の中が空洞となった姿が刀の鍔(つば)に似ており、椿を模した鍔を平安時代の古刀によく見かけることから、これが語源ではないかとの推論をたてています。ところが、日本国語大辞典によれば古語の「ツバ」が光沢のある様を表すとしており、植物の茅(チガヤ)をさす地方もあり、その花穂の銀色に輝くさまを表したものと推測できます。また、ツワブキのツワも同じであるとのことで葉の光る蕗(ふき)の意味です。さらに、ツワモノ(強者)のツワは武具のことで、光り輝く武具を着たものであったのではと考えることもできます。これらのことから、椿の語源はツバ木で光沢(ツヤ)のある木とする説が最もわかりやすいと私は考えています。

椿の実からとる油は、食用油、髪を光らせる整髪料などに利用され、木は硬くて木地として器に使用したほか、これらの有用性から椿自体が神聖な木として、榊や呪術に使う槌に使用されたことが知られております。面白いことに日本放送協会が作製したドキュメンタリーで紹介されていたのですが、麹菌を育てるには、椿の木の灰が一番良いとされ、種麹を作るときには、必要不可欠なものであったとすることでした。味噌、醤油、お酒の醸造にも係わっており、古代人の食生活にも重要な役割を果たしてきたと推測されます。さらに、その灰を土にまくと虫よけになるとか、布に当時としては貴重な紫を染めるときの補助剤として入れるなど興味深い記述を見ることもできます。(上原敬二、1969) このように有用な椿が神聖な木とされる理由も納得の行くことです。

ヤブツバキは人間生活と係わりの深い植物ですから、人為的に分布を広められてきた植物でもあります。現在の分布の北限は青森県の夏泊半島の北端にある椿山(天然記念物)で、伊豆の韮山から種を持ち帰り植えたという伝説さえあり、本来の自然分布はかなり南の地方だったと考えられます。椿を挿し木や実生から育てて海岸沿いを北上したという故事はいたるところで伝承や古文書などで伝えられているようです。

次に、京都(北部)、北陸三県から新潟県さらに秋田県までの多雪地を中心に分布する日本海要素の植物の一つで、日本固有変種(固有種とする説もある)のユキツバキについて触れたいと思います。

日本海要素の植物は厳密にいうと、氷河期の遺存種の北方系由来の植物と暖温帯から多雪地に進出した南方系由来の植物で構成されます。ユキツバキは常緑低木匍匐型の植物で、南方系由来の植物に含まれます。これらの種分化の元となった常緑樹は多雪地の環境に適応して分布を広げた植物群で、雪圧への耐性のために稔性を持って根曲がりするものや、雪に覆われるために暖地から進出してきたもの、さらに土壌の水分も豊かであることなどの条件も相まって葉が大きく変化したものなどが、この地域の植物相を形作ってきました。

したがって、南方系由来の日本海要素の植物には種分化のもととなった暖地性の植物があります。ユキツバキとヤブツバキのほかにも、ヒメアオキとアオキ、ヒメモチとモチノキ、ハイイヌツゲとイヌツゲ、ソガイコマユミとコマユミ、チャボガヤとカヤ、ハイイヌガヤとイヌガヤ、ツルシキミとミヤマシキミなど枚挙にいとまがありません。

南方由来の日本海要素の植物を代表するユキツバキはせいぜい高さ二メートル程度の低木ですが、幹は根曲がり状態で、長さでいえば四、五メートルに及ぶものもあるかもしれません。これらの根曲がりの木々は雪解けとともに、残雪をも跳ねのけて春に向かって生長を開始します。時としてこの姿が雪国に生活する人々の忍耐力や粘り強さに喩えられる所以です。

また、ヤブツバキとユキツバキには花の形態においても明らかな違いがみられます。写真一のヤブツバキの花糸(葯のつく柄の部分)は白色あるいは赤白色で、その下部の相当部分が合着していますが、写真二のユキツバキは黄色で合着部分は短いことが特徴です。このほかにユキツバキの葉の光沢が強い点や若枝や葉柄に微毛があることなどが区別点です。

ただ、この二変種の間には写真三にみられるような中間的な個体も多く、ユキバタツバキと名付けられています。花糸が黄色で中間まで合着している個体群です。

石沢(1998)は新津丘陵の椿はこの中間的な性質をもつものが多いことを指摘しています。

現在も降雪量の多さによって進む種分化を示すツバキの仲間ですが、地球全体ですすむ温暖化による影響が心配されます。

冬の積雪量の低下が常態化すれば、多雪地に適応して種分化を進めてきた日本海要素の植物群の分布にも影響を及ぼすことが懸念されます。このことは、日本における生物多様性が失われることを意味し、延いては世界全体の生物多様性を失わせることとなりかねません。近年に多発する気象災害もしかり、すでに抜本的な対策を人類全体で進めていかなければならない時代になったと考えられます。

 

※引用・参考文献
日本国語大辞典(昭和55年1980縮刷版)
新訂牧野新日本植物圖鑑、牧野富太郎、2000、北隆館
語源辞典植物編、吉田金彦、2001、東京堂出版
植物名の由来、中村浩、1998、東京書籍(株)
樹木大図説、上原敬二、1969、有明書房
越後=新津丘陵に生きる里山の植物、1998、石沢進監修、㈱考古堂書店

稱名寺とその周辺の植物(11)

稱名寺では年に2回(春と秋)に『稱名寺通信』として、寺報(お寺の広報紙)を発行しております。その中で、2014年の秋から稱名寺門徒の浅間恒雄さんに、「稱名寺とその周辺の植物」と題して、境内や山門前の春風公園にある植物の解説をご寄稿いただき、紹介いたしております。
今回の記事は、稱名寺通信第16号(2020年4月発行)からの転載です。

 

稱名寺とその周辺の植物(11)

今回は日本放送協会の時代劇のタイトルで見かけた蛍草(ほたるぐさ)について解説してみたいと思います。この番組ではツユクサの別名ということで紹介されていますが、国語辞典などで調べてみると、蛍草(ほたるぐさ・ほたるそう)として知られる植物は以下の十二種類がありました。

(ほたるぐさ)
ツユクサ
タチテンモンドウ
スギナ
ツメクサ
ホタルブクロ
ウツボグサ
ヒメコバンソウ
オオケタデ

(ほたるそう)
ホタルサイコ
ヒトリシズカ
ホタルカズラ
アケボノソウ

私見ですが、これらの植物の共通点をみると一つ目はツユクサ、ホタルブクロ、ツボグサ、ホタルカズラなどの花の色が青いもので蛍の青白い光にたとえたものからか名付けられたと考えられるものです。二つ目はスギナ(土筆の栄養葉)、タチテンモンドウ(アスパラガスと同じ属)、ツメクサなどの針状の葉をもつものを総じて蛍草と充てている点です。これらについては、蛍狩りの時に蛍籠に入れる草を蛍草と呼ぶことから、葉が細く密生し、露持ちが良いことから用いられたものと考えられます。あるいは、蛍が見つかりやすい場所に生える草とも考えられ、蛍の捕獲したところで飼育用の草を手に入れることが出来るという便利な植物であったかも知れません。

三つ目は蛍とは直接関係のない穂垂草の意味で「ほたる」蛍の字を後であてたものと考えられるもので、オオケタデ、コバンソウなどは花の穂が垂れているのでこの名前が与えられたと考えられます。ちなみに、昆虫の蛍は火(ほ)垂(た)れるが語源です。

このほかのホタルサイコ、ヒトリシズカ、アケボノソウの三種については何故この名を充てたのかは全く考えが及びませんでした。

先述のとおり、物語で取り上げられている蛍草はツユクサを示しておりますが、その語源は露草で、良く露を帯びた草の意味です。その点では、蛍籠に入れた草に含まれるかもしれません。また、ツユクサはつき草ともいい、青い色素で布に摺り染めしたことに由来するとされます。

ツユクサの色素は初期の浮世絵版画で利用されていたと聞きますが、直射日光に晒されると変色し易いので、浮世絵の収集家は日当たりを避けた場所に取り出して鑑賞するらしいです。その後、プルシャンブルー(ベロ藍)がオランダとの交易でもたらされてからは利用されなくなりました。

蛍草を充てた十二種類の中で、稱名寺の境内で生育しているものはツユクサとスギナ、ツメクサの三種類ですが、茶花で重宝されるホタルブクロについても触れてみたいと思います。

ホタルブクロという名前は、蛍狩りのときにこの花筒の中に蛍を入れたことから名付けられたという話がありますが、一説に提灯(ちょうちん)をホタルブクロという地方があり、その形がこの花に似ていることに由来するという人もいます。この説を採用するとしても、提灯という言葉が中国から入る以前に蛍袋があったと考えると、本当の蛍を袋に入れて照明にしていた時代があったかも知れません。いずれにしても、五センチほどの花筒の中に蛍が光る姿を想像するだけでも趣があります。

このように、蛍の名前の付く植物の多いことには改めて驚かされますが、他にもイグサ科のホタルイなどを加えると優に二十種を超える数はあります。このことから日本人と蛍の関係は深いものであったことがうかがえますが、都市部では、その生息地はほとんどなくなりつつあります。果たして本物の蛍を見たことのある子供たちが、どのくらいいるのか、訝られることです。

蛍の生息には、清冽な水流、餌となるカワニナ、繁殖の妨げのならない照明のない暗闇などが必要ですが、蛍の生息が可能なビオトープ(生物生息空間)を作りだすことはなかなか難しいと考えられます。このままでは蛍草の意味も忘れ去られていくことが危惧されますが、なんとか多様な生物的な環境を都市の生活環境にも取り込んでいきたいものです。

稱名寺には生育しておりませんが蛍草と呼ばれる種類のうちで花の美しいホタルブクロ(キキョウ科)とホタルカズラ(ムラサキ科)の二種類の写真を参考までに掲載しておきます。

※引用・参考文献
日本国語大辞典(昭和55年1980縮刷版)
新訂牧野新日本植物圖鑑、牧野富太郎、2000、北隆館
語源辞典植物編、吉田金彦、2001、東京堂出版
植物名の由来、中村浩、1998、東京書籍(株)

 

永代経法要 2021

2021年5月9日(日)
永代経法要が厳修されました。少し汗ばむほどの陽気の中、25名ほどの方にお参り頂き、無事春の法要を勤めることができました。

本年は、感染症対策のため、人数を制限させていただき、時間を短縮し、お斎(食事)はなし。勤行は『阿弥陀経』・正信偈同朋奉讃式で勤めました。

ご法話は、ご案内の時点では当山住職の予定でしたが、橋本正博氏(横浜市鶴見区 智廣寺前住職)にお願いし、お話しいただきました。お話は次号の稱名寺通信でご紹介致します。

ご参詣下さった方々、おみがき奉仕、受付など、お手伝い下さったご門徒の皆様には厚く御礼申し上げます。

なお、今年の報恩講は例年より一週早く、10月23・24日(土・日)を予定しています。是非ご参詣いただいきますよう、ご予定下さい。